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93歳の現役作家

いや~やっと図書館で借りられるようになりました佐藤先生の「晩鐘」。同時に借りた朝井リョウさんの「何様」があまりにつまらなくて途中で頓挫したのに比べ、この作品の面白さに脱帽です。
力強さ、ユーモア、奥深さのバランス、読後にしみじみと広がる「あー読んで良かった」と思える後味。
確かに出会って、そばにいた人たちが次々と消えていく。修羅の現実だったことが全て懐かしい思い出に変わり、感情がフラットになってゆく・・・それが長生きをするという現実なのだと先生は作中で教えてくれます。佐藤愛子にしか書けない作品を、これからも読み続けたいと改めて思いました。
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by Happypeas3 | 2017-04-06 08:20 |