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カテゴリ:映画( 14 )

心が洗われる

久しぶりに心の底から幸せな気分になれる映画でした。仲睦まじい夫婦って、もう、それだけで人を癒す力がありますね。
多分、お2人は年を取っただけで何も変わらない関係なんだと思う。昔からおじいさんは果てしなくおばあさんに優しいし、おばあさんはおじいさんに果てしない感謝がある。そして、いつも手を携えて日々を過ごしてきたんだと。
おばあさんを一番甘やかし、笑わせ、喜ばせてくれるおじいさんが亡くなった墓前でのシーンは涙なしに見られない。でも、2人は別離を迎えたわけじゃなく、先の見えない遠距離恋愛になっただけ。
理想の夫婦の形が大ヒットに繋がったんですね。
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by Happypeas3 | 2018-01-11 15:24 | 映画

頭が良すぎる不幸

ドキュメンタリーの「シチズンフォー」ではいまいちよくわからなかった、スノーデンという人自身のことをこの映画でとても理解することができました。もう、面白くて面白くて何度もぞくぞくしたんだけど…
頭が良すぎるがゆえの不幸というか、見なくていいもの、知らなくていいことを知ってしまう橋を渡らなくてはいけないという…
あとはアメリカは、埋もれている天才をピックアップする環境が抜群に整ってますね。
日本なら、高校中退の中卒者が国の中枢に関わる仕事の面接を受ける機会は0%ですもん。
恋人の存在が彼にとっては本当に救いだし「そばにいてくれるだけでいい」という存在の大切さもしみじみと感じます。オリバーストーン、やっぱり凄い!このスピード感と完成度。世界って凄いことに実はなってるけど、知らぬが仏で暮らせてる一市民でいられることの幸せもあるなぁ、と。
知らない不幸ももちろんあるんだけど…
とにかく色んなことを考えさせられる1本でした。
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by Happypeas3 | 2018-01-10 11:31 | 映画

ゲキ×シネ~SHIROH~

新感線でもここまでのバリバリミュージカルは稀だと思われる「ミュージカル作品」でした。帝劇だからかなぁ?「何もそこまで・・・」というくらい、セリフのほとんどが音ありで💦「いや、むしろこのセリフはストレートで聞きたいよ」というところまでミュージカルだったので正直、苦手な者としては「・・・?」の場面も多々ありつつ、プロットがしっかりしていたことと、最後の総攻撃されるシーンや聖書にある「蘇り」「死んでこそなお生きる」的思想が、素晴らしい演出でこちらに十分伝わりました。あの時代の島原の乱の幕府に与えた脅威が実感として理解できる演出に拍手喝采。
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 今回は演者の皆さんの素晴らしい歌声や、演技もさることながら、このポスターを描かれた「山本タカト」さんを知ったことが大きかったです!あまりに素敵な絵に目が釘付け。エンドロールで「あれ描いたの誰?」と目を凝らして、速攻検索してしまいました。「平成の耽美主義」とご自分の活動を銘打っているのね。確かに、ぴったりのネーミング。大好きな高畠華肖の美少年を髣髴とさせつつ、歌麿的浮世絵の雰囲気もあり、とにかく好みです。この画家さん。
早速図書館で画集を予約。しばらく気になるランキング上位を占めそうな予感。ありがとう、新感線。

by Happypeas3 | 2017-08-26 19:33 | 映画

ゲキ×シネ~髑髏城の七人 アオドクロ~

2004年に公演された伝説の舞台。当時まだ子育てでお芝居どころではなかった私は、大評判の噂だけは耳にして「いいなぁ~観に行きたいなぁ」と悶々としていたことを思いだします。「染五郎が凄すぎる!!」と聞いていた意味、深く深く納得です!
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初期のころは捨之介と天魔王って一人二役だったんですね~!まずそこにビックリ。私はワカドクロの小栗旬が初捨之介だったので「あら~捨之介って実はこんな魅力的なキャラクターだったのね」ってそこにもビックリ。(小栗さんはクールで熱力の少ない捨之介なので)大筋のストーリーはほぼほぼ今まで観ているものと一緒なのに、何だろう、全然違いました。もう、ほとんど別物と言ってもいいかもしれない。
ハチャメチャ感とか、グダグダのくだりとか、笑いの場面、ロックなBGM&歌、山ほどある殺陣(最後の100人斬りのカンテツとの一心同体感が素晴らしかった!!)・・・染五郎が舞う「人生50年」の舞の場面や殺陣の半端ない「本物感」。いつもは違和感を感じる時もある拍子木の音がピタリと決まる。沙霧の鈴木杏ちゃんも素晴らしいし、カンテツの三宅さん、家康のラサール石井さん、まことさん、聖子さんが「まんま、このイメージ!!」という演じっぷりなんですよ。(佐藤さんて元光GENJIのひとなのね、で、あのネタだったのね~とか)各キャラクターの細かい事情もよく描かれていましたし。
舞台は回転しないし、生の舞台でもない、13年も前の作品なのに、今まで観た髑髏城の中でピカイチだと感じました。こうなってくるとアカドクロが俄然気になります。
by Happypeas3 | 2017-07-21 18:21 | 映画

ゲキ×シネ~乱鶯~

去年新橋演舞場で公演されていたものが早々にゲキシネで登場です。毎度、客員が豪華で(たいてい主役だし)元々のメンバーの古田さん、じゅんさん、まことさん、聖子さんは脇に徹することの多い公演が増えてますが、この作品は新感線メンバーが思いっきりメインなのがまず良い!「このメンバーだからこそ、ここまでの大きな劇団になったんだよね~」という実力を再認識できる作品に仕上がっていました。まず、眩暈がするほど古田さんがカッコイイ!!未来君や太一君のように舞うような殺陣とは違う、刀の重みがこちらへ伝わってくるような古田さんの殺陣。シビレマス♡
矜持を持った男の生き方を、男前に演じてましたね。ひたすら素敵だ。
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あとはじゅんさんの悪役がもう、寒気のするほどで!私が今まで舞台上で見た悪人の中でも3本の指に入る極悪非道、冷酷無比なワル。凄すぎました、あの目は。
客演の稲森さん(蛮幽鬼以来かな?)、大東駿介がとっても良かった。大東君は前クールのドラマ「金と銀」の悪役で「この人、うまいなぁ」と感心していた俳優さんだったので改めて「この人、やっぱりすごく上手い!」と確信。善人も悪人も幅広くこなせる方ですね。
後は、いのうえさんの演出が相変わらずかっこいい。音楽のチョイスも、場面転換の見せ方も、ラストシーンも・・・この劇団を進行形で見られる時間に暮らせて、ほんと幸せです。
by Happypeas3 | 2017-06-04 09:46 | 映画

ゲキ×シネ~五右衛門ロックⅢ~

このところ、少し遠ざかっていた新感線。なんせチケットが取れない!高い!内容はほぼなくてお祭り騒ぎのストーリー、ということが重なって「ま、いっか。ゲキシネで観れば」という感じになってました。(豊洲のアラウンド東京でのこけら落とし公演には久々に行って来ます♪)
三浦春馬が凄かった、という噂は聞いていたのですが噂以上に彼のポテンシャルが高い!歌良し、殺陣良し、ダンス良し、演技良しで「あら~こんな素敵な役者さんだったんだぁ。全然知りませんでした」という感じです。観終わって彼の名前を検索してみたら、演劇大賞まで取っているではないですか!
ミュージカルにとっても向いてる感じしました。今度は生で彼の舞台を観たいものです。。。
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古田さんは相変わらずの安定感ある五右衛門っぷりだったし、じゅんさん、まことさん、聖子さんもしっかり脇を固めてました。蒼井優ちゃんも可愛くて作品に合ったキャラクターでしたね。
近所で気楽に、そこそこの臨場感で楽しめるゲキシネ、日にちが合えばまた行きたいです。
by Happypeas3 | 2017-03-20 11:24 | 映画

沈黙~サイレンス~

お正月にBS1のドキュメントで「巨匠スコセッシ“沈黙”に挑む~よみがえる遠藤周作の世界」というのを見て絶対に観に行こうと思っていました。
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原作の世界観、日本人特有の宗教観、隠れキリシタンという歴史の裏舞台にあたる題材をどう映像化するのか、そんなことができるのか?と思いましたが、本当に綿密な裏取りと時代考証に30年近い年月をかけたという監督の集大成は素晴らしい出来栄えでした。
キリスト教と言っても、解釈のされ方は色々です。江戸時代に日本に伝わったキリスト教は自然信仰という日本人独特の解釈と相まって受け入れられたのだ、ということまできちんと描かれていて、納得できるものでした。
監督がこだわったとおっしゃる、ロドリゴ神父が初めて五島へ出向くときの船のシーンは、確かに溝口健二監督の雨月物語そっくりで、これから起こる不吉を予兆させる印象的なシーンになっていたと思います。
あらゆる場面で日本人の感覚というものを深く理解して表現していることが伝わってくる映画は、2時間40分とは思えないほどあっという間の余韻の深い作品に仕上がっていました。
まさにこのポスターのセリフが、心に深く残ります。
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by Happypeas3 | 2017-02-07 10:34 | 映画

シン・ゴジラ!

あんまり評判がいいので、初めて怪獣映画を観に行ってしまいました。
ほーんとっ、評判通りすっごい面白かったです!(^^)!CG映像はもとより、脚本が素晴らしくて全く2時間飽きることがありませんでした。やっぱり庵野さんってすごい。
マイナス意見としてあがっていた「早口」のセリフも、普段から2倍速でTVを見ている私は全然気になりませんでした。ただ、石原さとみさんがルー・大柴の女版という評判は本当でした(笑)
必要以上に有名俳優さんのオンパレードで、気が散るのが唯一難点でしたかね・・・時間があればもう1度観たいくらいです。これは映画館で観る作品だなと感じました。
日本って電線大国だわ~と感じる場面が多かったです。
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by Happypeas3 | 2016-08-24 15:41 | 映画

アメリカの正義

観終わってまず感じたのは「この作品をアカデミー賞に選ぶアメリカという国を見直した」ということです。マスメディアに正義と良心がまだこの国には息づいているということと、報道というものの持つ力の大きさも改めて感じました。
2013年にローマ法王が生前退位することが大きなニュースとして伝えられていましたが、この映画で描かれている一連の報道が原因だったんだと深く理解することもできました。
日本にいるとなかなかキリスト教のシステムというのがピンとこないのですが、海外で教会というのは日本の神社、寺以上に地域に根付き、社交の場でもあり、子供時代を過ごす場でもあるのです。そんな場所で子供時代を奪われ、人生をも失うような性被害を受けた被害者たちとその事実を隠蔽しようとする「教会組織」という底知れない巨大な存在。見て見ぬふりをし続けていた多くの大人達。
失ったものは戻らないけど、真実が多くの人に伝わったことで救われた人も確実にいたはずです。
「本当に正しいこと」を貫くのは怖いことです。それでも誰かがやらなければ何も変わらない。いろいろ考えさせられましたし、希望の持てる素晴らしい作品でした。
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by Happypeas3 | 2016-05-02 08:37 | 映画

真面目にコツコツの偉大さ

先日のアメトーク「Perfume芸人」ですっかり興味を持ったので、公開になったばかりのドキュメント映画を早速観に行ってきました。特別彼女たちのファンではないし、楽曲も好きなタイプではない(中田ヤスタカさんのテクノポップ系があまり好みではない)けれど、どうして海外公演を3度も行えるほど支持があるのか、ってことにとても興味を惹かれました。
これ、若い人達にたくさん見てほしいドキュメントでした。まず、彼女たちが一つ一つの公演の後で必ず「振り返り」をしていること。そして日々改善していること。今の状態がベストだとは思っていない謙虚さを持ち合わせていること。周りの人全ての感謝の気持ちが基本になっていること。(スタッフ、ファン)とても真面目だということ。自分の役割をきちんと果たそうという気持ちを持っているということ。
お辞儀は日本人を表すのによく使われる慣習ですが、彼女たちの公演後のお辞儀・・・すごく色んな気持ちがちゃんと海外の人に伝わってるんですよね。「今日は来ていただいてありがとうございます」「待っててくれてありがとうございます」「一緒に楽しんでくれて、応援してくれてありがとうございます」って。あれはなかなか海外のアーティストには見られない光景でしょうから、好意的に受け取られるでしょうね。そして黒髪。ナチュラルメイク。
今、海外受けしている日本のアーティストは「女の子」というイメージがあります。きゃりーぱみゅぱみゅちゃんもそうですし、BABYMETALなんかもそうですけど攻撃性や破壊性のない可愛らしいものが求められているのかな?と思います。楽曲も詩の内容より、目で楽しめる音楽というのか「視覚で聴く」みたいなものが流行っているんでしょうね。単純に彼女たちのパフォーマンスの高さにも感服しましたし、ネットがなければこういう状態にはなっていないよね、とか色々考えることが出来てとても楽しめた作品でした。
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by Happypeas3 | 2015-11-01 20:36 | 映画