私の本棚

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カテゴリ:本( 257 )

逆行の日本経済

なるほどね~という事実をたくさん教えてくれる1冊でした。
「おかしいんじゃない?」と思っている国の方針と世界経済の流れのギャップは「やっぱり!」という確信を深めました。グローバル化や経済成長は貿易黒字(ひたすら数字のみ)だと思っているのか、高度成長期が再来するとでも思っているのか、とんちんかんな政策ばかり。輸出企業への「戻し税」という制度、初めて知って驚きです。消費税いくらあげても不毛ですね。
エネルギー部門でも世界が再生可能エネルギーへ向かう中、先進国とは思えぬ火力・原発エネルギーを輸出の軸にしているというお粗末さ。世界から大顰蹙を買っているの、普通のおばさんの耳にも届いてますけど…国って頭がいい人が動かしてるんじゃないの?違うの?と混乱する今日この頃。
溜息しか出てきませんが、とにかく本を読み続けます。東芝の破綻、もう少しくわしく知ろうと思います。
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by Happypeas3 | 2018-01-21 13:12 |

若気の至り?ぺら子さん

あまりひどい印象の本のことは、ブログでは書かないようにしているのですが…
これはもう、突っ込みどころ満載の駄本で!よくいますよね、何だかペラペラのことをひたすら雰囲気で語る人。いいんですよ、それはね、若いんだからご愛敬ですよ。
でもねー何だか変なこまっしゃくれ感がどうも…パピコはお風呂で食べるべき、なんてTシャツのまんま湯船につかって食べてる写真とか。2ページも使ってマカロンを握りつぶしてぐしゃぐしゃにするさまとか。高輪の松島屋さんのページもひどい。芭蕉も豆大福も泣いてますよ。読後に奇妙な笑い声が出ちゃいました。
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by Happypeas3 | 2018-01-19 11:14 |

生身の若者

NHKスペシャルでもゼミの様子は見たけれど、やっぱり本の方が良かったです。
綺麗ごとなしの赤裸々な若者の心が、障がい者というフィルターを通して、または対峙することで浮かび上がっています。「東大生」というカテゴリではなく、悩める若者としての感情がとても深くこちらに届いてきました。言語伝達能力はさすが「東大生」でしたけども。
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by Happypeas3 | 2018-01-17 11:15 |

花のような人

先日、世田谷一家殺人事件の被害者遺族である入江杏さんを囲んでお話を伺う会に参加させていただきました。事件から17年が経ち、未だ犯人はつかまっておらず未解決事件のままになっています。私も概要しか知らず、今回著書を拝読して壮絶な事件後の生活、心の消耗、疲弊、絶望の数々を知りました。
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元々持っていらっしゃる入江さんの知性、お育ちの良さ、明るさ、優しさが、今の活動へ繋がっていることを確信させられる本当に素敵な方でした。
事件のことを風化させないために読み聞かせ活動をされている絵本は文も絵もご自身でかかれたものです。朗読を聞いて思わず涙が…
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亡くなったご家族全てが、一生懸命に輝いて生きていた。そのことが伝わるだけに辛く悲しい気持ちになります。
入江さんは「悲しみに大きいも小さいもない」とおっしゃいます。それぞれに皆悲しみを抱えて生きている。そのことを隠すのではなく、お互いの生きる力にしていこうとグリーフケアの活動をなさっています。短い時間ではありましたが、ご一緒させて頂いた私たちは本当に「生きる力」というものを伝えていただきました。
笑顔が花のような女性でした。

by Happypeas3 | 2018-01-15 14:37 |

美しすぎる1冊

これ、稲垣吾郎さんのおすすめ本として知りました。
ある日突然自分の体が無くなったも同然となり、心だけが何も変わっていない。そして心は何も変わっていないことに周囲が気づかないほど、作者は「体の動き」というものを失ってしまった。人間がそんな極限の状態になっても、この本の中には輝くばかりの美しい世界と、希望が存在していました。片目のまばたきだけでこの本を書き上げた著書の命への、人間への賛歌が聞こえてくるようです。素晴らしい1冊でした。
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by Happypeas3 | 2018-01-05 17:32 |

お久しぶりの綿矢さん

佐藤さんの本を読んでいて改めて驚く。「幅広く色んなジャンルの作家さんやら何やら、すごい量の本、雑誌を読んでらっしゃるんだな~」と。
自分ではそんな気がなくても、周囲の人が自分をどう見るかはわからない。知らないうちに嫉妬されたり妬まれたりすることもある。だからひたすらに我が道を行くのではなく、周りにも目と気を配りながら世の中渡る必要があるんですよと、ご自身の失敗も踏まえて語っていらっしゃいます。
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この著書の中で様々な小説が「人の心理」のサンプルとして紹介されていましたが、綿矢さんの「いなかのすとーかー」が気になったので早速読みました。
加害者側の理論は理解はできないけど、いかにもありそうなストーカーの話で、何がどういうきっかけでストーカーされるのか本当にわからないことが心底恐ろしい。
ご無沙汰の綿矢さん、楽しませていただきました。

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by Happypeas3 | 2017-12-17 19:02 |

新しい世界への扉

めずらしく冒頭から書簡で始まるストーリー。何気なく手に取って読んでいくうちに、主人公の男女が出会うきっかけになる「文通コミュニティ」に俄然興味が湧きました。読み終えてすぐに検索してみたら、いくつかのサイトがすぐに見つかりました。
SNSで繋がるのは抵抗あるけど、読書会とか、お手紙とかのアナログで知らない人と繋がるのっていいかも…と思いすぐさま入会。とりあえずお試しコースです。住所も本名も関係なくやりとり出来るのも安心ですし。ペンネーム考えたり(←結構悩む)、レターセット買いに行かなくちゃ♪と新しい世界にウキウキしてます。
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by Happypeas3 | 2017-12-08 14:38 |

天国にも届きましたか?

羽生さん永世7冠!本当におめでとうございます。
羽生さんのこの偉業、天国の村山聖九段にも届いたでしょうか?
将棋を知らない人だって「羽生さんはすごい人」だと知っているくらいですから、同じ棋士として羽生さんに憧れ、神だと思って精進されてる方はあまたいらっしゃると思います。その中でも、羽生さんご自身が「忘れられない棋士」として名前を挙げられている村山九段のことを、心のどこかでふと思いながら対戦することもあったのでは?と思います。同世代で戦っていた村山九段にとっても、羽生さんはやっぱり神だったみたいですし…ね。
道半ばにして色んな事情で頓挫してしまった数多くの棋士の方たちへの、何よりの喜びと報いになったニュースですよね。
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        映画も良かった!羽生さん演じる東出昌大が激似で驚きます。
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by Happypeas3 | 2017-12-06 11:13 |

うーん…

読後「あれ?これって芥川候補だったっけ?直木賞の方じゃなくて?」と思ったくらい、何というか深みのない作品でした。今村さんなのに?びっくり。
同じ新興宗教に傾倒している人物を描くにしても、角田さんの「八日目の蝉」みたいな迫力ある作品がすでに存在しているだけに物足りない。描写が少なすぎて、情景が浮かびにくい。ボワッとした輪郭だけで終わってしまいました。「あひる」が素晴らしくて、期待が大きかっただけに残念です。
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by Happypeas3 | 2017-11-29 21:05 |

賞は取れなかったけど

図書館で見かけて「これって、確か何年か前に芥川候補になってるって話題だったっけ」と手に取りました。せいこうさんらしい芸達者ぶりが文章には満ち満ちているのだけど、楽しいながらも切なく、悲しく、苦しくなるページも所々あり、震災を題材にした小説として真摯な作品でした。この本を読みながら、何度も「風の電話」を思い出していました。岩手の大槌にある、電話ボックスです。みんな会えなくなってしまった愛しい人と話をしにこの電話ボックスにやってきます。みんな、愛しい死者の声に耳を澄ませに…
読み終えると、この装丁がしみじみと「ぴったりだなぁ」と思いました。
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by Happypeas3 | 2017-11-26 13:38 |